まず腹筋の仕組みを理解しよう
腹筋が弱い人や太鼓腹…。だれでも50歳を越えると抱く悩みですね。これらの人は腹筋が弱い為、骨盤が前方に傾くことが原因です。そもそも人は脊椎が負担を支える機能を持っていますが、その結果、脊椎の正常なカーブが損なわれ、これが腰痛や機能不全の原因となることが多いのです。腹筋の図を見ると分かるのですが腹筋は複雑な層でできていて、各層が独自の機能を持つと共に、隣り合わせた筋肉とは強調し合う仕組みがあります。
腹直筋はお腹の真ん中部にある筋肉で、最も馴染みのある筋肉ですね。よく割れているとか板チョコみたいと言われる筋肉です。体の横、脇から下にかけて外腹斜筋、内腹斜筋と続きます。外腹斜筋は様々な方法で、下の内腹斜筋を補う役目をしています。この3つはボディビルダーの写真などで簡単に確認できますが、3つの呼吸筋である、横隔膜、内肋間筋、外肋間筋は確認し難いものです。しかし例えば横隔膜は呼吸の際、正反対の動きをするので、それによって腹腔内圧を上昇させることで、腰が補強されるので、私達は脊椎にかかる負荷を50%以上免れることができます。
でも最も大切なことは、腹筋を正しく鍛えれば、内臓、特に胃腸や肝臓などの動きに非常に良い効果があります。なぜなら腹筋が収縮したり弛緩する時に、これらの内臓器官にほどよいマッサージ効果を与えて、血液の循環を良くします。また全体的に刺激を与えることで機能の改善を促進します。
クランチという運動があります。仰向けになってするもので、道具もいりませんので最初は10回を1~2セットしてみて下さい。大変効果的です。腹筋運動などが、長続きしない向きには、腹筋の構造を知ってもらえれば理解も進み、自分が今、どこを鍛えているかが分かります。そうなると長続きすると思います。
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