“モール・ラッツ”と、“モール・高齢者・ラッツ”の誕生
かつて、モールが盛んにオープンしていた時期によく言われていたのが“モール・ラッツ”なる現象でした。これは夜の8時から10時などでも、小さな子供達がモールに連れて来られ、その子供達が興奮でモール内を走り周り奇声を上げる姿を現したものです。これは現在でもあまり変わっていないようですが、モール周辺の治安の悪化の放置と共に、如何にモール経営がその場任せで責任を持たない姿勢の象徴として非難されるべきものだと言えます。
いくら客商売で、来るものは拒まぬなどと言っても、来られたお客様が例え子供であっても、非行化や異常な慣習を植え付けるのであれば、そこには規制、自制などを指導する責任はあると思います。各モールでは、手は打っているというコメントだけでなく、結果を出すようにしていただきたいものです。
“モール・高齢者・ラッツ”は、いつも寝ている?
そんなモールに新しい“種”が現れました。夏場では家庭にいても暑いだけなので、涼みにモールにやって来る高齢者層で、それはそれでなんら問題ではないのですが、それでなくても少ない休息エリアのソファが彼らに占有されている姿が見られます。彼らは休息するのではなく、そこで仮眠をとるので一旦眠りに入ると小一時間は動きません。しかも熟睡に近いので、背の低いソファだとほとんど横になっている形になります。その為に休息したい人が人通りの激しい場所に集中して変な場所に混雑が生じます。
これを放置しているのが現状ですが、例え高齢者とは言えども、公共の場所で横になって口を開けて寝ている姿は、決して感じの良いものではありませんし、ご本人の値打ちを上げるものでもありません。まるでホームレスに見えるという意見もありますが、残念ながらその通りだと思います。せめて人通りの少ないスペースにソファをならべてあげるなど、何らかの手を打たなくては、必要な休息スペースが不足するデメリットにも繋がっています。
先程の、“モール・ラッツ”も同様ですが、モールを運営される会社は、そうした施設内で起きることに関して、倫理的責任があります。早々に対応する責任がある事を忘れないようにして頂きたいものです。