至福の表現がピッタリ ステーキハウス ビッグジョーのハンバーグステーキ

よく使う表現で「この店の○○を食べたら、他の店では食べられなくなる」と言うのがあります。でも世の中には、より美味しいものを出そうと、懸命に努力、精進している店はたくさんありますから、他の店で食べないのは、せっかくのチャンスを逃す事にもなります。しかし確かに、どこで食べても「あの店の比べれば…」と常に比較対象の物差しになるような、強烈なメニューがあるのもまた真実です。
大阪羽曳野と言って、すぐ地理がわかる人がどれだけいるかは不明ですが、ここに2店舗・2店舗出されている「ビッグジョー」はまさにそんな店で、特にここのハンバーグステーキは今のところ、他では経験がないレベルだと思います。味がすぐれているのは、ここの社長の齋藤さん(当然トレンディエンジェルとは無関係ですが)が、元相撲取りで、外国の友人からビッグジョーと呼ばれているのが店名の理由らしいですが、流石に相撲取り出身だけに、味へのこだわりは普通ではないと感じますし、店舗運営のセンスもまた、同様です。2店舗・2店舗と区切ったのはステーキハウスが2店舗と、ちゃんしゃぶ(ちゃんことしゃぶしゃぶ)が2店舗ですが、ここではステーキハウスのお話です。


全国には黒毛和牛を駆使したようなステーキハウスはたくさんあり、これはこれでどこで食べてもピカ一と思えるところはあります(値段に高低はありますが)。しかしハンバーグとなると、ここに企画力が加わります。つまり素材だけでは強烈なインパクトは残せないということ。ビッグジョーのハンバーグは基本レアで大変なあらびき状態で提供されます。ここに特性のソースがかけられるのですが、これだけ粗挽きレア肉のハンバーグは、これまでお目にかかったことがありません。時折、東京などで俵型の小ぶりのものを見たことはありますが、これだけ堂々としたものはなく、お味も美味しいなどと言うのとは違う水準です。近い表現としてはタルタルステーキよりも粗挽きで熱も通っているのでステーキでもない、ハンバーグでもない別次元のものといったものでしょうか。 過去に、ホテルのダイニングとか、高級と言われるステーキハウスで、ヒンシュクを覚悟でハンバーグを注文したことがありますが、私にはビッグジョーが合います。格段に。
ビッグジョーで食べたからと言って、他で食べられない訳ではありませんが、食べながらでもここのハンバーグステーキを思い出しますし、単にお腹が減った時も同様です。これって“他では食べられない”レベルってことになるかも知れません。

-美味礼賛
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