“やはりあったか”。国民が幻滅した、大手電力会社と原発誘致先との金銭的癒着体質と、和歌山市民図書館建設に見る、「政治・官僚・民間」の官僚利権の実態

イメージ先行。各地で問題を起こしているTSUTAYA(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)を積極導入

今回の和歌山市駅再開発計画でも、このカルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC)が表面に出てきますが、その背後には株式会社アール・アイ・エーという会社(以下、RIA)が絡んでいて、両社とも、これほど公の事業に携わっている割には、各地で不祥事や疑惑報道が取り上げられています。

因みに、先程の「天下りと天上り」という話を借りると、国交省の内部部局の住宅局には、こうした民間人材を多く受け入れていて、出身企業一覧にはRIAが関わっています。また各種の検討会議の委員選考でもRIAの経営人が多く登用されていて、現代の公共工事は政・官・民で構成された組織で動いていると言えます。
今回の和歌山市駅再開発計画の図書館建設についても、94億円もの巨費が動いているわけです。これだけの規模の税金の投入の背景には、どうしても国交省の利権があると判断せざるを得ません。つまり、それを見る私たち市民側も、一方的に官だけでなく、複雑化した3者共同体の組織については、熟知する必要があることになります。

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