観光客の強い味方。地方の食文化の根っこを支えている喫茶店

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地方の食文化を支える人々

都市部ではレストランは食事、喫茶店は軽食などと棲み分けのようなものがありますが、こと地方に足を伸ばすと、言うほどお店がなかったり、あってもチェーン店で占められていて不便なものです。そんな時、大変役に立つ…というと失礼な表現になるかもしれませんが、地方の喫茶店はかなり豊富なメニューと、料理のクオリティ、地域性など、とても思い出になる店が少なくありません。例えば、私は宮崎によく行きましたが、宮崎と言えば、地鶏やチキン南蛮です。チキン南蛮ではおぐらや直ちゃん、ビストロアデン、クレイトンハウスなどカジュアルで美味しい店が目白押しですが、カウントしてみるとチキン南蛮を食べに行った回数で最も多かったのはメルビィでした。と言ってもあまり知られてないかも知れませんが、橘通りからアーケード商店街に入った宝くじやの2階の喫茶店です。

 まず、ほんとにできるのかと思うくらい豊富なメニューがあります。チキン南蛮は勿論、ステーキからカレーパスタなど目白押しですし、今ではあまりみられなくなったようなドリンクメニュー、鹿児島から越境してきたような白熊までなんでもあります。しかもそれぞれが工夫があって美味しく仕上がっています。お値段もお安く、特に若い人には超人気?かも知れません。実際、同行した若手は皆口を揃えて、ここが一番美味しかったと言っていました。勿論、味は好みですから、わたしもクレイトンハウスや直ちゃんにも通っていましたが、結局メニューの豊富さが決めてだったかも知れません。

 しかし、宮崎はまだまだ店数は多いのですが、時には駅前500m半径、開いてる食べ物屋は3軒などと言う例も少なくありません。また車で移動中30分は店も人も見かけないこともあります。そんな時、小奇麗な(新しいという意味ではなく、整理されている)喫茶店があったら、そこで驚くほど美味しい食事タイムがおくれたという経験は少なくありません。都市部と違って地方の喫茶店の中には地域の外食の“責任”を一手に担っている店もあります。そんなお店にあたったら、その地域のことをいろいろ聞いてみてください。きっと、旅の最高の思い出になる体験ができるかも知れません。

 

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