やはり大きな環境破壊問題になってきた「太陽光発電」の危険性

陽は昇る 私的日録
日々の移ろい・感受した
ことを書き連ねました

所詮というか、やっぱりと言うか、毎度のことですが政治家や中央官僚のやることの杜撰さがまたひとつ露呈する事態となってきましたね。日本全国各地、特に風光明媚で美しい自然に囲まれている宝のような場所を中心に太陽光発電計画の差し止めを求めた反対運動が起きています。

太陽光発電。且つて民主党政権(またか…)の際、原子力発電に代わるエネルギーとして唐突に制度化された案件。このブログでも散々言ってきましたが、大体がそれまで豊富に樹木に覆われていた森を根こそぎ伐採して(ドーム球場数個分のレベルです)赤土の大地にして、そこにそこそこ10年くらいの寿命のソーラーパネルを、基礎もなしに並べるなどあり得ない暴挙です。

大雨が降れば間違いなく赤土が海に流れ出るだけでなく、深刻な土地被害や生態系の破壊を起こすことなど、中学生、最近では小学生でも容易に分かることです。ところが摩訶不思議、政治家や官僚になると、そんな初歩的な常識すら霧散してしまうようです。しかも御丁寧なことに、この法案は50KW以下の発電量であれば一切の規制を受けないという“逃げ道”もちゃんと整える準備万端ぶりで、「世界中の金儲けしか考えないような事業者の方や、日本の国土を滅茶苦茶にしたい国内外の資本の皆さん。どうぞ美しい日本の国土を滅茶苦茶にしてください」と言わんばかりの用意周到ぶりです。

それでなくても、日本全国で小規模な宅地開発でこれまで多くの環境破壊や様々な被害が続発してきたのは誰もが知る事ですが、なんと政府主導で桁違いの乱開発を積極的に後押しするなど、その意識を疑います。大店法をまったく反対の理念にすり替え、自分の家業の繁栄に悪用し、日本の地方の商業を根絶やしにしてきたのが、外相まで勤めたイオンの御曹司、岡田克也ですが、菅直人時代に今度は文字通り、国家規模の環境根絶やしに向けた制度をごり押しした結果を我々はしっかり検証する必要があるでしょう。

エネルギー問題は単に好き嫌いで判断できません。もちろん代替エネルギーの開発は重要です。すでに原発がなくても、日本のエネルギーは充分足りています。当初の太陽光発電の予定量がまったく供給できていなくてもです。いつまで経ったら日本では巨大企業や官僚の欺瞞や嘘から騙されない社会に辿り着く事ができるのでしょうか。

 

 

 

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