年頭に想う『2020年からの日本 待ったなしのパラダイムシフト』

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現実味を帯びてきた「2023年問題」

オリンピックやIR、大阪万博など2020年以降の景気の良い話は続きますが、同時に2020年半ばから、景気の低迷が始まるという強い見方も少なくありません。しかしプロパガンダ的な情報を排除すると、後者の可能性は極めて高く、このままの政治、社会、経済状況が続けば、日本が限界を迎えるのは2023年頃となり、その後は中長期的な低迷期に入るという「2023年問題」が俄かにクローズアップされてきています。

楽観的観測と悲観的観測が並行するのは、いずれに傾いても、そこに利害関係者が絡むからで、それ自体、当てにはなりません。8~9年前には、今後10年の日本経済を「1967年以来、46年ぶりにゴールデンサイクルに突入する」ということを盛んにとりあげたメディアがありました。根拠として4.4年周期とか短期循環のキチン・サイクル、コンドラチェフ・サイクルを持ち出して、もっともらしく装飾していましたが、これが単なる自己利益誘導の為の扇動に過ぎないことは、時代が証明しました。
そこで年頭に考えてみたいのは、2020年とは、歴史的に見てどのような年になるのかということです。

日本の文明を変える78年の周期

明治期以降の日本では、日本の文化、文明の78年周期があると考えます。終戦の1945年の78年前の1867年は大政奉還になり、その78年前は寛政の改革の真っただ中の1789年になります。江戸時代は日本が鎖国をしていたので、完全なコンドラチェフの波を反映したと仮定し、1817年で止めたとしても、この時代は百姓一揆や飢餓が全国で拡大し、旗本や御家人のトラブルが政情不安に繋がって行った時代です。

寛政の改革や政情不安が瀰漫していた時代とは、それまで信じられてきた「強く頼れる武士の時代」が終焉を迎えた時期でした。
大政奉還の時代とは、それまで信じられてきた「優秀で安定した武士の政治の時代」が終わった時期でした。
終戦とは、それまで信じられてきた「外国と渡り合い、勝ち続ける軍人政治の時代」が国家を壊滅させた時期でした。
そして、2020年とは、その終戦から75年にあたります。それまで信じられてきた、世界でも超一流の高級官僚が統治する社会システムが、その信頼を失する、最後の3年の入口であると言えるのだと思います。

外交、国内政治、医療、法曹、教育、都市計画…。どれをとっても、無能な官僚の無為無策であることが白日の下に晒されている中で、国民は“次の信じるべき対象”を求めてきています。そして「78年周期」があるとすれば、そのリミットは2023年となり、不思議と直接関係のない客観的な経済予測と合致してくるのです。

望まれる2023年 「パラダイム・シフト」を決めるのは有権者

日本再生のための新たな胎動は、其処此処に見られます。しかし、それを押し潰すかのように官僚やそれに纏わりつく既得権益者の動きが、日本の未来に止めを刺すかのように跋扈しています。日本が78年の周期を経て、パラダイムシフトを起こさなければならないことは明白です。しかしその為に必要な「ネクスト・パラダイム」が見えて来ていないのもまた現実です。
「あと、3年」。それで少なくとも、現在社会人である人達の未来が決まるというのは、大袈裟な表現ではありません。その間に、私たちはパラダイムシフトを起こさなければならず、それを決定するのは高級官僚でも政治家でもなければ、ましてや既得権益者であって良いはずはありません。それを決めるのは有権者です。「自分の1票など、何の力もない」というのは、朽ちて行く民族の発想なのでしょう。
熱く生き、学び、行動する。それが2020年であってほしいと思います。

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