業務改革の課題① だから企業は組織崩壊する 人事の場合

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企業のアウトソーシングの間違い

敢えて言いますが、昨今の経費節約の名の下のアウトソーシング現象には、多くの過ちが含まれていると私は考えています。なぜ企業は、それも安定していると言われている企業ほど、アウトソーシングが盛んなのでしょうか。それは“経費節減”によって企業業績を良く見せる為と言っても良いかも知れません。それによって優秀な経営者、経営陣という評価となることが会社の為、と考えられているからでしょう。しかし結果として多くの企業がその有能さに疑問を持たれ、また日本の超大型企業は変化に対応できずに次々に考えられない不祥事や経営悪化で撤退を余儀なくされています。

 

さて、私は就職説明会などを覗いたりするのですが、大企業と中小零細企業のそれには根本的な違いを感じます。それは後者のほうが明らかに説明者の意識が高い場合が多いのです。中小零細企業は技能があっても立場としては弱いのが現状です。その現状については別に述べるとして、技能に自信があるので説明者は、そのやりがいや夢を語ります。しかし立場的に弱いとみると、どうしても学生はシステマティックな説明ではあっても、大きな方を目指します。また家族も同様です。

人事は企業の生命線たれ

今、どれだけの企業が会社の代表として“最優秀社員”を大学のキャンパスや就職説明会に派遣しているでしょうか。本当は人材の採用とは企業の死活に関わる重大な責任問題ですが。それをアウトソーシングに委ね過ぎてはいないでしょうか。学生にとっては会社との唯一の接点である説明会などに、会社とは関係のない採用会社の担当者にしか話を聞けないとしたら、彼らにとって何が判断材料となるでしょうか。

私は企業は人事採用について真剣に向かい合う必要があると考えていますので、ご依頼があってもこの部分は譲りません。そして人事担当者は、頭のてっぺんからつま先まで、その企業を体現する人であるべきだと考えています。初めての出勤の時に、そんな人事担当者と経営者、或いは幹部に迎えられ、会社を案内された新入社員は3か月で転職することは、絶対にないと断言できます。

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