定年後(前)再就職の時に待ち受けている、サラリーマンが気づかない日本社会の落し穴

定年後(定年前)の再就職はみんなどうやって探しているのか

国家にも、社会にも、身近な会社にも見棄てられた定年後(前)のサラリーマンにどのような生き方が残されているのでしょうか。私達はそのことを真剣に、且つ事前に考えておかなければなりません。では皆さんの近々の先輩サラリーマンは再就職をどのようにして探して、実行しているのでしょうか。この点については普通以下の方法が考えられます。

①再雇用制度の活用…これが名前ばかりで結局は仕事が増えて、給料は半分~三分の一に減らされるような待遇が待ってます。要はアルバイト以下の扱いに代わります
②知人からの紹介…当たり宝くじを持っているかくらいの話に過ぎません
③人材紹介会社の活用…ほとんどの場合、60歳を過ぎればまともな仕事にはつけません。肉体労働や休みなどないタコ部屋のような条件を、低い賃金で受けるような案件しかありません。
④シルバー人材センターの活用…同じように若くても継続できないような、ハードワークしかありません。
⑤シニア向け求人情報サイトの活用…求人サイトは責任がない分、もっと低い条件しかありません。

このような状況ですので、65歳以上の74.2%は非正規での仕事にしか就くことができません。正規雇用も前述のタコ部屋仕事がほとんどを占めます。ある求人サイトにはこのような紹介がありました。
「60歳以上のシニアは現在、嘱託社員やアルバイトのような働き方が多いといえます。特に人気なのは、ビル管理やマンション管理や警備員。介護施設です。この仕事はシニア層のほうが無遅刻無欠勤で働いてくれる人が多く、さらに朝早い時間帯も苦にならないなどの強みが発揮されています」とか「新しい職業に就く場合は、マンション管理や警備員、介護士、販売員が人気です」と書かれているところもありました。

どこの世界に60歳を過ぎて、それまで以上に仕事漬けになることを望むでしょうか。苦しいい重労働で薄給の代表格の仕事を好き好んでするでしょうか。それが“強み”と言ってはばからない社会では高齢者は社会の底辺を支えるものとしてしか考えられていません。

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