老後破産問題について真剣に考えてみませんか

暗い。余りに暗い日本の近未来

最初、OBの経験や意見は参考にならないと言いました。その意味が分かって頂けるかと思います。つまりこれからの世代が生死の分かれ目となる3つの要因について、OB世代は考える必要はありませんでした。それどころか、国策の高度経済成長下で会社に属してさえいれば、年功序列賃金方式で安定した生活設計を立てられましたし、退職金や企業年金も今のように退職金廃止や企業年金を管理していた団体の破産などでゼロになることもありませんでした。年金も特例措置で約束された数倍の支給が受けられています。なにより普通に貯金していれば銀行金利が、現在の感覚で“人財産”蓄えられました。
それが当たり前の世代に現状を理解しろというのが無理というものです。

改革・変革は既得権益者が完全ブロック

このような日本の姿は良いはずはありません。しかし、よく言われる“構造改革”や“不公平税制”などは改められるような兆候はありません。当然です。既得権益者と言われる特別待遇を手にした人たちは、一度自らが手にした“身分”を絶対に離しはしません。そして日本は今、こうした既得権益者が跳梁跋扈していると言えます。これまで何度もこの体制に風穴を開けようと、多くの国士が立ち上がりましたが、そのほとんどすべての人々はこの暑い壁の前で葬り去られたといってよいでしょう。今、安倍首相が“岩盤規制の打破”を実行しようとしていますが、どのような抵抗に合っているかはお分かりの方は分かっておられるでしょうし、そうでない方は…

老後崩壊から我が身を守る為には何をすれば良いのか

50歳台になられて、これらの状況に当てはめれば60歳になった時の自分の環境は分かるはずです。それなればこれまでの常識に沿って、定年までは会社にへばり付くことが困難なことは分かるはずですし、どう生きるかを決断しなければならないことを理解できると思います。今、”働き方改革”と言われていますが、これは”生き方の見直し”に他ならないのです。
では、そんな”老後崩壊”から、我が身を守る為には何をすれば良いのでしょうか。まず、これは今のままでは破産するか否かの判断が前提となります。これはそう難しい事ではないでしょう。その後は個々によって対応は変わってきます。自分の人生の棚卸しをした上で、その後の進路を決めることになります。”進路を決める”。学生時代に卒業したこの行為を、最後の選択をするのが50歳代です。
レライアンスでは個々の”50歳からの生き方案内”もお請けしております。なかなか、新たな時代の身の振り方に関しては抵抗もあるでしょうが、しかしこれからの社会変化はそれほど難しいものではありません。どうなるかはかなり分かる時代になりました。しかしその対応は簡単ではありません。
自営業の方はこれまでも厳しい税制や仕組みの中で鍛えられてきましたが、会社員はそのような苦労はしていない方がほとんどでしょう。

これからのサラリーマンの多くは、“生涯現役”への切り替えが必要となる

これまでのサラリーマンの理想は”悠々自適”でした。しかそれは後世にツケを先送りにすることで得る事のできた“身分”の側面がありました。その証左としてOB世代と同じ境遇で同じ待遇は期待できなくなります。“全体の60%が地獄を見る”とは、前例のない“少子高齢化社会”の真実の姿が明らかとなった時の変化を言ったものです。
そんなこれからの世代では“悠々自適”に代わるモットーが必要となってきます。これからの世代の新たなモットー。それは“生涯現役”であると考えます。すべてがこれを基本に組み立てられる必要があるでしょう。しかし果たして一生働き続けることが“幸せ”に繋がるのでしょうか。それはこれまでと同じ働き方、生き方では実現しません。「幸せに収入を得て、健康を害さずに齢を重ね、老いを迎える」。その為の生き方を追求するのが、これからの世代の必須条件となるでしょう。

※レライアンスの“50歳からの生き方案内”についての詳細は、ホームページからお問い合わせ下さい。

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